艦隊や商船団を持とうとするなら、艦船を維持するために多くのものが必要となる――ドック、船台、波止場、倉庫、防波堤、灯台、それと言うまでもなく港湾労働者、造船技師、水先案内人などだ。こうしたインフラなしに海軍は維持できない。中世において初めて一部の王国が周到な計画のもと、港湾設備に大金を投じるようになった。膨張するオスマン帝国の脅威がヴェネツィア共和国に大規模な造船所 (有名なアルセナーレ・ディ・ヴェネツィアを含む) の建設を決断させ、ファーティマ朝とビザンティン帝国が2世紀に渡って互いを打倒するために効率的な海洋インフラを求めたのはその代表例である。