肋骨穹窿、飛び梁、尖頭アーチ、はざま飾り、そして非常に多くのガーゴイル像… こうした特徴を持つゴシック様式は、12世紀中頃から16世紀にかけて、ヨーロッパの歴史的建築物の多くに用いられた。ロマネスク様式から生まれたゴシック様式は、大聖堂、修道院、城、宮殿、ギルド集会所など、大衆に感銘と畏敬の念を抱かせるべき建物に使用された。広々とした内部空間とそびえ立つ高い屋根を持つゴシック建築物は、王や司教が愛してやまなかったいささか大げさな荘厳さを見事に表している。だが悲しいかな、18世紀中期から20世紀初頭にかけて数多く造られたゴシック・リバイバル建築の大半は大学関係の建物で、驚くほど醜悪であり、屋根にはやたらと多くのガーゴイル像が載せられていた。