プランテーションとは単に立派な農場のことではなく (確かに立派な家屋が建てられている場合もあるが)、綿、タバコ、茶、サトウキビ、ゴム、コーヒーなど、利益を生みやすい作物を、通常は1種類のみに絞って集中的に栽培する大規模農園のことを言うのである。そこで農作業に従事するのは住み込みの労働者だが、その実態は強制労働であることが多い。例外はあるものの、一般的にプランテーションはその土地を原産とする作物を栽培しており、大半は熱帯もしくは亜熱帯気候の地域に建設されている。高温多湿の環境であるため、先に挙げたような作物はよく育ち、経営者にしてみれば労働者たちを寒さから守ってやる必要もないというわけである。ヨーロッパ人が世界中に進出するとともに、プランテーション経営はアメリカ、インド、アフリカの各地に広まっていった。こうしたプランテーションで作られる作物が地元で消費されることはなく、文明社会の人々が豊かな恵みを享受するため、西洋へと輸出された。