「見よ、わたしは多くの漁師を遣わして、彼らを釣り上げさせる、と主は言われる」 (『エレミヤ書』16章16節) …有史以来、人々は海に川に糸をたらし、網を投じて魚を捕りつづけてきた。やがてより深い水の中にまで魚を求め、人類は船を作った。太平洋のポリネシア人から北海沿岸のスカンジナビア人に至るまで、漁業によって食料や油などの資源を確保し、それを売って交易をおこなってきた文明は数多い。また農耕が可能な地域においても、漁業に頼らなければ入手できない貴重な資源があることに変わりはない。小さなボートから巨大な商業船まで、漁船の姿は世界中のあらゆる港で見ることができ、2004年時点で世界の漁船の登録数は400万ほどに達している。トロール船、地引網船、延縄漁船、捕鯨船… 人類はあらゆる種類の漁船に乗り、長年に渡って世界の海を駆け巡ってきたのである。さらに、いわゆる漁ではなく、スポーツとして釣りを楽しむ人々も世の中には存在する。