飛行機が生まれて間もない頃、急いで着陸する必要がある時、適当な場所を探すのは難しいことではなかった。おおむね平らで障害物がなければそれで十分に事足りたからだ (問題はせいぜい農夫を驚かせてしまうことくらいだ)。やがてそのような場所の中から、広く位置を知られ、頻繁に利用されるところが出てきた。こうして各地に滑走路が整備され、これによって人類はどこへでも飛んで行けるようになったのである。この種の滑走路は、大抵は草原のような場所に作られており、燃料タンクやポンプを備えている場合もあったが、基本的に大した設備はなかった。とはいえ、そもそも観光客や気軽な旅行者のためのものではないのだから当然であろう。こうした滑走路は、本格的な飛行場や空港とは異なり (もともとは小さな滑走路であったものが発展して空港となった例も存在するが)、予定外の緊急着陸時や郊外の施設の近くに直接降りたい場合などに使用することを前提としているのだ。昔も今も、滑走路は油田や伐採所、家畜の放牧場といった場所の近くに築かれることが多い。