略奪したいときや敵の混乱を誘いたいとき、襲撃戦ほど適した戦法はない。古来、蛮族はギリシャ、ペルシア、ローマ、中国などの強国とは (ほとんどの場合) まともに戦えなかったため、侵略にあたっては襲撃戦という形を取ることが多かった。やがて大国の側も蛮族に対して襲撃戦をしかけるようになり、家畜を追い散らし、集落に火を放って、破壊の限りを尽くした。襲撃戦は非常に有効な戦術であり、「戦争」とされている戦いであっても、実際は血みどろの襲撃戦の応酬だったという事例は少なくない。現在に至るまで、襲撃戦は軍事作戦の1つとして生き残っている。