宗教的な意味での「啓示」とは、神やその他の超常的存在との直接的なコミュニケーションによって、なんらかの形――決して燃え尽きない柴、戒律が刻まれた石板、石像から聞こえる声、薬物による昏睡状態で見る夢など――で真理や知識を授けられることを指す。モーセやムハンマドからジョセフ・スミスまで、およそあらゆる預言者は、自分こそ神から個人的に啓示を受けた人間であると主張するものだ。それが事実かどうかはともかく、神の啓示が何千年にも渡って人類の文明を形づくってきたのは確かである。心理学教授であり神経心理学の研究者でもあるスタンレー・コレンは近年、脳の側頭葉を刺激する「ゴッド・ヘルメット」なる機器を使ってこの現象を解明しようと試みている。もしかしたら、近いうちに誰もが啓示を受けられるようになるかもしれない。