イタリア語で「新鮮な」という意味を持つフレスコは、ルネサンス期に流行した絵画技法である。単純に壁の表面に描く壁画とは異なり、フレスコ画は塗りたての漆喰に水で溶いた顔料で絵を描くことで、顔料が漆喰に吸収されて乾燥する。おそらく最も有名なフレスコ画は、ミケランジェロの『システィーナ礼拝堂天井画』であろうが、その技法は後世へ受け継がれている。ちなみに最初期のフレスコ画の1つはミノス人が描いたもので、紀元前2000年頃の作であることが判明している。フレスコ画の流行は過ぎ去ったが、20世紀には似た様式のメキシコ壁画運動という形で人気が再燃したりもしている。