真珠湾攻撃の1年前の1940年10月、ルーズベルト大統領はラジオを通じてアメリカ国民に語りかけ、軍需物資をもってイギリスを支援することを約束した… この時点でアメリカは、ナチス・ドイツによる征服戦争にまだ直接は関わってはいなかったのだ。放送の中でルーズベルトは、「民主主義の兵器廠」という表現を使い、凄惨だった第一次世界大戦の終結以来、アメリカが貫いてきた孤立主義や不干渉主義と決別した。枢軸国と直接対決するのではなく、主要な軍事援助国として同盟国の総力戦を支援すると誓ったのだ。ルーズベルトはこの誓約を守るため、国際法や自国の法を幾つも破った。