古代都市ヒエラコンポリスの遺跡では、これまでに知られている中で最も古い動物園の跡が見つかっている。時代的には紀元前3500年頃のもので、カバ、象、ハーテビースト、ヒヒ、ヤマネコなどが飼育されていたと考古学者たちは考えている。紀元前12世紀には中国の皇后が「鹿の家」と呼ばれる場所を作り、その後、周の文王によって約6平方キロメートルの広さの動物園が築かれた。アレキサンドロス大王は珍しい動物を生け捕りにしてギリシャに送って見世物にし、ローマ皇帝は多種多様な動物を収集して市民に公開した。人類は常に檻に入れた動物を見物して楽しんできたが、それを見返す動物たちがなにを思うかを知る者はいない (おそらくは知らないままのほうがよいのだろう)。現存している最も古い動物園はウィーンにあるシェーンブルン動物園であり、これは1765年にハプスブルク家が所有していた珍しい動物を一般公開したのが始まりである。また、1931年には檻がひしめく従来の動物園の「進化版」として、イギリスに最初のサファリパークとなるホィップスネイド野生動物園がオープンした。