民兵は自分の家や仕事を持ち、食糧と衣服も自力で調達し、戦いに参加するのは招集がかけられたときに限られていた。一方、戦いを仕事とする職業軍人は、家を持たず、正式な制服と食糧を支給されていた。文明に関連した多くのものがそうであるように、職業軍人による軍隊もまた筆記の発明によって可能となった。家を持たない彼らは兵舎に住み、それらは内外の脅威に即座に対応できるよう、街の中心に置かれるのが普通だった。いわば常設の宿泊所でもある兵舎には、運動場や浴場、医療施設、食堂、訓練施設といった設備が整えられており、不測の事態に対応できるよう、最低限の防衛体制が敷かれていることが多かった。職業軍人たちはこうした場所で休息し、彼らの故郷たる戦場へと帰っていったのである。