英語圏の大学として最も古い歴史を持ち、古き良きイギリスの伝統を今に伝えるオックスフォード大学が最初の講義をおこなったのは、1096年頃のこととされている。はじまりは小さな学校だったオックスフォードだが、1148年にはヘンリー2世から認可を受け、さらに1167年、イングランド人がパリ大学で学ぶことをヘンリー2世が禁止したことにより、その規模は大きく拡大することとなった。イングランド内戦の際には王党派の活動の中心地となったこともあるが、その過ちを生き延びた後は、大学として政治に関わることはほとんどなくなっている。1800年代中期、エドワード・ピュージー、ベンジャミン・ジョウェット、フリードリヒ・マックス・ミュラーなどの学者を迎えたことで、オックスフォードのカリキュラムはドイツの高等教育の改革モデルから大きな影響を受けることになった。また、1878年には初の女子学生用コレッジ (学寮) であるレディー・マーガレット・ホール (1979年以降は共学となっている) が設立され、1974年にはそれまで男子のみとされていた5つのコレッジが新たに女子学生の受け入れを決定している。今やオックスフォード大学とて変わらずにいることはできない時代なのだ。