「マラカナン」の名で広く知られるこのスタジアムは、正式名称を「エスタディオ・ジョルナリスタ・マリオ・フィリョ (スポーツ記者の名前だというが、スタジアムの名前になるくらいだから、相当な人物だったに違いない)」といい、リオデジャネイロの中心にある大きな複合施設の一画をなしている。ブラジルがワールドカップの開催権を得たのちの1948年に建設がはじまり、1950年に開催されたワールドカップの第1試合がそのこけら落としとなった
(もっとも、この時点でスタジアムは完成にいたっていなかったが)。残念ながら地元の大声援を受けたブラジル代表は決勝でウルグアイに2対1で敗れたが、この試合には199,854人の観客が集まり、マラカナンは世界で最も大きく、最も騒々しいスタジアムとなった。以来、このスタジアムではパン・アメリカン大会や、ワールドカップ、数々のコンサートや文化イベント、そして数えきれないほどのサッカーの試合がおこなわれてきた。そして収容人数を78,838人に縮小し、新しくトイレを292箇所追加するなどして利便性を向上させ、2016年の夏には初めてオリンピックの会場としても使用されることになった。