「グルに至る門」を意味するガードワラは、シーク教の寺院だが異なる信仰を持つ者も受け入れ、それぞれの形で祈りを捧げることを認めている。通常ガードワラには、ダルバール・サヒブと呼ばれるシーク教の経典『グル・グラント・サーヒブ』を展示する大きなホールがあり、シーク教徒が訪問者に無償で食料を提供するランガーと呼ばれる場所が設置されている。平等主義を旨とするガードワラには、その他にも託児所や図書館、病院、教室などが付属していることもある。シーク教の初代グルであるナラック・デヴ・ジーは、1521年にパンジャーブ州にあるラービー川のほとりに最初のガードワラを建設したと言われており、この最初のガードワラは、敬虔な信者たちがグルの言葉に耳を傾け、ワーヒグル (神の意味) を賛美する歌を捧げる場所となった。またこの場所をガードワラと名づけたのは、6代目のグルであったとされている。こうして瞑想と経典の学習を核とするシーク教において、ガードワラは教徒の道徳心と精神の成長に欠かせない場となったのである。